Linux / コマンド / umount - ファイルシステムを安全に切り離す

umountは、マウントされたファイルシステムをディレクトリツリーから切り離します。USB記憶装置や一時的にマウントされたものをアンマウントする際に使用し、コマンド名はunmountではなくumountです。

切り離す前に、該当するファイルシステムへの書き込みが終了しており、ファイルを使用しているプロセスがないことを確認する必要があります。使用中の場合、通常target is busyエラーが発生します。マウントポイントやデバイスを指定できますが、複数の場所に接続されている場合はマウントポイントの方が明確です。

基本的な文法

umount [オプション] マウントポイント|装置

インストールされている実装とオプションは、配布版によって異なる場合があります。man umountで現在のシステムの説明を確認してください。

使用例

切り離し対象の確認

デバイスと実際のマウントポイントを確認します。

findmnt /mnt/data

正常な切り離し

/mnt/dataは実際のマウント先に置き換えてください。対象のファイルを使うアプリを終了し、現在のシェルもcd /などで対象外へ移動してから、通常の解除を試みます。重要な書き込み処理が進行中なら、完了を待ちます。

sudo umount /mnt/data

切り離し結果の確認

該当パスのマウントが消えたか確認します。

findmnt /mnt/data

マウント解除の成功の有無を確認する

umountはファイルシステムをディレクトリツリーから切り離します。対象パスを使用中のプロセスがある場合、target is busyのようなエラーで失敗することがあります。

findmnt /mnt/data
sudo umount /mnt/data
findmnt /mnt/data

正常に解除された場合、umountは通常何も出力せず、最後のfindmntには該当マウント項目が表示されません。マウントポイントのディレクトリはそのまま残ることがあります。

使用中のファイルを強制的に外すとデータ損失のリスクがあるため、まず作業ディレクトリと開かれているファイルを確認してください。lsofまたはfuserが役立つ場合があります。外付けストレージを取り外す前には書き込み作業が完了しているか確認する必要があります。

主なオプションと形式

オプション・形式 説明
-R 指定したマウントポイント以下のサブマウントも再帰的に切り離します。
-l 遅延解除します。ツリーからは直ちに外しますが、残る参照の後処理は使用終了まで待ちます。
-f 応答しないNFS(Network File System:ネットワーク経由のファイル共有)などで強制解除を試みます。応答待ちを必ず回避できるとは限りません。
-t 形式 指定したファイルシステム形式のみが対象です。

使用する際の注意点

umountが busy エラーを出す場合は、現在のシェルの位置と使用中のファイル・プロセスを調査してください。-lは問題をすぐに解決する安全な基本オプションではなく、-fもデータ損失のリスクがあります。遅延解除で一覧から消えたことだけを根拠に、外付けデバイスを抜かないでください。通常の解除が成功し、そのデバイス上の他のファイルシステムも使用中でないことを確認してから取り外します。接続し直す方法は、mountによるファイルシステムの接続で説明しています。

よくある質問

umountで target is busy が出る理由は?

プロセスの現在のディレクトリや開かれているファイルなどが当該ファイルシステムを使用しているためです。使用主体を確認し、作業を終えた後に再試行してください。

公式ドキュメント

オプションの正確な動作や実装ごとの違いは、umount 関連公式ドキュメントで確認できます。