Ubuntu 26.04 講座 / インストール直後のアップデート・時間・ターミナル設定

Ubuntuのインストール直後は、バージョンを確認し、パッケージリストの更新・アップデートのインストール・時間同期・再起動後の点検を順に行います。26.04の新規インストールでは、時間同期にchronyをデフォルトで使用するため、以前のtimesyncdの案内をそのまま適用せず、実際に稼働しているサービスを確認します。

まず環境と資源を記録する

cat /etc/os-release
uname -r
df -h /
ip -br address
whoami

インストールしたサーバーが26.04系列かどうか、ルート領域や現在のアカウント・インターフェースを確認します。新規インストールとアップグレードしたシステムの基本パッケージは異なる場合があります。コンソールで表示される実際のディストリビューション・カーネルバージョンと仮想化ツールのゲスト名を区別します。

パッケージリストの更新とアップグレードを区別する

sudo apt update
apt list --upgradable
sudo apt upgrade

apt updateはリポジトリリストを更新しますが、インストール済みのプログラムを自動で全てアップグレードするわけではありません。エラーがないかまず確認し、アップグレードするパッケージとディスク使用量を確認した後に適用します。ロックメッセージが表示された場合は、他のアップデート作業が終了するのを待ち、ロックファイルは削除しません。

保留中のパッケージがあっても、無理にインストールしたりリポジトリを変更したりしません。段階的配布・依存関係・手動保留を区別し、原因を確認します。予想と異なる重要なパッケージの削除が提案された場合は進めず、まずリポジトリと依存関係を調査します。

タイムゾーンとchronyの状態を確認する

timedatectl
systemctl status chrony --no-pager
chronyc tracking
chronyc sources -v

タイムゾーンは時刻を表示する基準であり、時間同期はシステム時計の誤差を補正する機能です。韓国の時刻を使用したい場合はsudo timedatectl set-timezone Asia/Seoulに設定し、元のタイムゾーンも記録しておきます。日本の時刻を使う場合の識別子はAsia/Tokyoです。他の地域のサーバーは運用ポリシーに従ってUTCなどを維持することがあります。

chronyc sourcesで選択されたソースと同期状態を確認し、起動直後はしばらく待ってから再確認します。コマンドがなかったりサービスが異なる場合は、インストールタイプと既存の時間デーモンを確認してください。タイムゾーンを変更しただけではNTP接続や時計の誤差は解消されません。

Ubuntuのchronyの案内は基本時間ソースと状態確認方法を説明しています。Ubuntuが用意する標準の時刻ソースではNTS(Network Time Security)を使う設定になっています。NTSは時刻通信を認証する仕組みです。必要に応じてsudo chronyc -N authdataのModeがNTSか確認します。DHCPなどから別の時刻ソースを取得している場合は、選択されたソースと実際の認証状態も確認してください。

chronyc sources -vでは^はサーバーの種類、*は現在選択されているソース、+は時刻推定に組み合わせて使われるソースを意味します。?は利用できない候補なので到達性・応答・選択条件を確認します。trackingでは参照ソースと最後の更新時刻、Leapステータスを一緒に確認します。Normalかどうかを確認しますが、これだけで全てのアプリの時刻利用まで検証したことにはなりません。Not synchronisedや選択されたソースがない状態であれば、ネットワーク・DNS・ファイアウォール・リモート時間源から調査します。

ターミナル・エディタ・VMツールを整理する

サーバーはVMコンソールまたはSSHターミナルで作業します。command -v nanoおよびcommand -v vimで使用可能なエディタを確認し、システムファイルは元のバックアップと対象パスを確認した後、sudoeditで編集します。必要なエディタがない場合はAPTソースを確認してインストールし、基本ツールは無条件に置き換えません。

26.04ではsudoや一部の基本コマンドの提供プログラムが以前のLTSと異なる場合があります。慣れない出力やオプションの問題はコマンド --helpおよび該当バージョンのドキュメントで確認し、基本ツール全体を置き換える方式で解決しません。VM統合ツールは使用中のハイパーバイザとUbuntuパッケージのサポートに合わせてインストールし、異なる製品のツールを混ぜません。

再起動後に再確認する

test -f /run/reboot-required && cat /run/reboot-required
systemctl --failed
uptime

再起動が必要な表示と稼働中の作業を確認した後、計画した時点でsudo rebootを実行します。再度ログインしてバージョン・ネットワーク・時間同期・失敗したサービスがないかを確認します。アップデートコマンドが成功したことと再起動後に実際の機能が正常であることは別々の結果として記録します。

26.04のsudoと基本コマンドの提供元を確認する

26.04ではsudo-rsとrust-coreutilsが標準の提供経路に含まれます。GNU固有オプションの記事と出力が異なる場合は提供元と版を比較します。パスワード入力時のアスタリスクも実装と設定で変わります。互換性を調べず標準ツール全体を削除・交換しません。

command -v sudo ls cp
sudo --version
ls --version
dpkg-query -W sudo-rs sudo coreutils coreutils-from-uutils coreutils-from-gnu 2>/dev/null

未導入パッケージの照会は非ゼロで終了する場合がありますが、それだけでシステム障害とは限りません。Ubuntu 26.04の公式変更点