Ubuntu 26.04 講座 / APTでインストール・検索してインストール済みパッケージを確認する

UbuntuのDebパッケージはAPTでリポジトリリストを更新し、検索・バージョン確認・インストールを進めます。リポジトリにある候補バージョンと現在インストールされているバージョンは異なる情報であるため、インストール前後でそれぞれ確認する必要があります。

apt・apt-get・dpkgの役割

ツール 主な役割
apt 対話的な検索・インストール・アップデート
apt-get·apt-cache 自動化で使用するインストール・照会インターフェース
dpkg·dpkg-query ローカルパッケージの状態・ファイル所有関係の照会

APTはリポジトリと依存関係を一緒に処理しますが、dpkgでローカルDebファイルのみをインストールすると必要な依存関係が自動的に解決されないことがあります。SnapとDebも別形式であるため、名前が同じだからといって同じ形式のパッケージとは見なせません。

リスト・検索・出所をまず確認する

sudo apt update
apt search '^hello$'
apt show hello
apt-cache policy hello

練習パッケージhelloは短い挨拶を出力するプログラムです。apt-cache policyではInstalled・Candidateとリポジトリアドレスを区別します。リスト更新にエラーがある場合は、古いリストでインストールを強行せず、まずネットワーク・署名・リポジトリ設定を確認します。

Ubuntuのパッケージ管理ガイドは、リポジトリのリストとAPTによるインストール作業の関係を説明します。

インストールと実行結果の確認

sudo apt install hello
LC_ALL=C hello
command -v hello
dpkg-query -S "$(command -v hello)"
apt-cache policy hello

インストール提案で追加・アップグレード・削除されるパッケージおよび容量を読み、承認します。LC_ALL=C helloは、言語による出力の違いを減らして挨拶を確認する例です。実行成功、インストールバージョン、実行ファイルのパス、パッケージ所有関係をそれぞれ記録します。

インストール済みパッケージの状態と全体リストを詳しく調査する方法は、Ubuntu インストールパッケージ照会ガイドで扱います。この演習は、インストール元を確認し、新しいパッケージをインストールして検証する流れに集中します。

コマンドがない場合やバージョンが異なる場合

パッケージ名と実行ファイル名は常に同じではありません。インストールが成功したのにコマンドがない場合は、dpkg-query -L helloでインストールファイルを確認し、シェルのPATHとインストール形式を比較します。Candidateがない場合は、リポジトリの構成要素・リリースサポート・パッケージ名を確認します。

望むバージョンが他のリポジトリにあるからといって、無条件にリポジトリを追加しません。提供者の26.04サポートの有無と署名キー・アップデート責任をまず確認します。インストールしたバージョンを変更する場合は、共に変わる依存関係も確認する必要があります。

実習の整理と再現記録

apt-get -s remove hello

練習の前にインストールされておらず、さらに使用しない場合にのみ、提案リストを確認した後、sudo apt remove helloで削除します。既に使用していたパッケージは、実習の後片付けを理由に削除しません。ディストリビューション・リポジトリ・インストールバージョン・実行結果を記録しておけば、他の環境と比較することができます。