Ubuntu 26.04 講座 / Ubuntu サーバーのインストール

Ubuntu Serverは、検証済みのインストールISOで起動した後、ネットワーク・インストール対象ディスク・一般ユーザーアカウントを設定してインストールします。最初の実習は運用データのない専用VMで行い、インストール後にコンソールログインとバージョン・アドレス・ファイルシステムの確認まで済ませたら完了と判断します。

インストール前に確定する項目

26.04 LTS Server ISO、VMリソース、新しい仮想ディスクの容量とコンソールアクセスを準備します。保存しておくべきホスト側の物理ディスクが、VMへ直接割り当てられていないことを確認してください。インストーラーでの全ディスク使用は、選択した対象の既存内容を変更する作業であり、スナップショットだけでは物理ディスクのデータを保護できません。

ホスト名、一般ユーザー名、安全に保管するパスワードを決めます。インターネットが必要な場合は、まずNATとDHCPを使用し、組織で要求されないプロキシや任意のミラーアドレスは入れません。ディスク暗号化を選択する場合、再起動時に必要な解除手順と回復キーの保管も準備する必要があります。 関連する条件と手順は、スナップショットで復元する方法とVM複製時の注意点を参照できます。

言語・キーボード・ネットワークを進める

  1. ISOで起動し、インストール言語とキーボード配列を選びます。パスワード入力に影響するため、配列のテストを最初に行います。
  2. インストーラーの更新が提案された場合は、ネットワーク状態と更新案内を確認して選択します。画面名と順序は、インストーラーの更新により少し異なることがあります。
  3. インターフェースにDHCPアドレスが生成されているか確認します。NAT環境のアドレスはホストや他のLANデバイスから直接アクセス可能なアドレスとは異なる場合があります。
  4. 必要なプロキシ・ミラーを設定し、ミラー確認結果を見ます。ダウンロード失敗はディスクの問題と区別してネットワーク・DNSから調査します。

公式基本インストール案内は、インストーラー画面と各選択の基本的な意味を説明します。

ストレージとアカウントの確定

ストレージ画面ではデバイス名だけを信用せず、容量・モデル・接続されている仮想ディスクの数を照合します。専用の空VMではガイド付きのディスク全体を使う構成を選択できます。LVMを選択すると物理ボリューム・ボリュームグループ・論理ボリュームが追加されるため、インストーラーの最終配置表を記録しておきます。

ディスクへの書き込みを確定する画面では削除・作成される対象を再度読み取り、確定します。その後、一般ユーザーとホスト名を設定します。ログイン用ユーザーパスワードとディスク暗号化解除パスワードは役割が異なるため、同じ案内として混同しません。

SSH選択と再起動

リモート管理の実習を行う予定であれば、OpenSSH サーバーのインストールを選択できます。SSH キーを取得する機能は、指定したアカウントと実際の公開鍵を確認した後に使用し、ネットワークが接続されていない場合は、インストール後にパッケージとして追加しても構いません。追加サーバー用 Snap のリストは、必要のない項目まで全て選択しないようにします。

インストールが終わったら再起動し、案内に従って ISO を取り外します。インストーラーが再び表示された場合は、ディスクを再インストールせずに光学メディアと起動順序を確認してください。暗号化している場合はコンソールでディスクを解除した後、一般ユーザーとしてログインします。

インストール結果をコマンドで確認する

cat /etc/os-release
uname -r
ip -br address
ip route
lsblk -f
df -h /

ディストリビューション情報が 26.04 系であるか、ルートファイルシステムが意図したデバイスであるか、IPアドレスとデフォルトルートがあるかどうかを確認します。論理ボリュームのサイズは全体の仮想ディスクより小さい場合があるため、残りの空き容量をエラーと断定しません。SSH を選択していても、ファイアウォール・ソケット・アクセス経路は別途確認する必要があります。

コンソールでログインでき、確認結果を記録した場合は、インストール完了の基準を満たしています。ログインに失敗した場合は、キーボード配列・ユーザー名から、ネットワークの失敗はリンク・アドレス・経路・DNS の順で調査してください。インストール中にエラーが発生した場合は、元の資料がない実習用 VM かどうかを再確認した後にのみ、初期化や再インストールを判断します。

インストーラーで選ぶ基準と確認する結果

以下は画面を再現した画像ではなく、Serverインストール時の判断基準です。更新で画面名や順番が変わる場合は、現在のヘルプと最終変更一覧を優先します。

画面・選択 判断基準 確認する結果
キーボード 実際の配列で入力を試します。 パスワード用の記号を意図どおり入力できる
ネットワーク・プロキシ・ミラー 最初のVMはNAT・DHCPを基準とし、不要なプロキシを指定しません。 アドレス・経路・ミラーの確認が成功する
ストレージの最終確認 新規仮想ディスクのモデル・容量・削除対象を照合し、LVMや暗号化は復旧条件を理解して選びます。 保存対象が含まれず、書き込む変更を説明できる
ユーザー・SSH 一般管理者と鍵を準備し、ログイン用とディスク解除用の秘密を区別します。 コンソール・新しいSSH接続・sudoを確認できる
再起動・ISOの取り外し 完了案内後にメディアを外し、仮想ディスクから起動します。 インストーラーではなく26.04システムへログインできる