Linux / ポート・システム情報・ISOマウントの確認メモ
Linuxの基本的な管理確認には、ポート接続、CPU・メモリ情報、ファイルシステムの表示を使います。ここでは確認コマンドと、CD・ISOイメージを一時的にマウントする方法をまとめます。表示結果や利用できる機能は、配布物・機器・仮想化環境によって異なります。
他のコンピュータのポートが開いているか確認する方法
自分が管理するか接続確認を許可された相手に限り、nc -zv ホスト ポートでTCP接続を試せます。ncには複数の実装があり、オプションは導入した版のヘルプで確認します。次は原稿にあるnc -zv google.com 443をNcat 7.92で実行した出力例で、現在の応答を保証するものではありません。
Ncat: Version 7.92 ( https://nmap.org/ncat )
Ncat: Connected to 142.250.207.110:443.
Ncat: 0 bytes sent, 0 bytes received in 0.07 seconds.
UDP(User Datagram Protocol)では-uを追加します。ただしTCPのような接続確立がなく、送信成功の表示だけではポートが開いていると断定できません。次はnc -zv -u 8.8.8.8 53の原稿の出力例です。DNSなど、対象プロトコルに適合する要求・応答も合わせて確認します。基本動作はNcatの公式ガイドを参照してください。
Ncat: Version 7.92 ( https://nmap.org/ncat )
Ncat: Connected to 8.8.8.8:53.
Ncat: UDP packet sent successfully
Ncat: 1 bytes sent, 0 bytes received in 2.00 seconds.
CPU情報を確認する方法
lscpuはCPUの型式やアーキテクチャ、論理CPU・コア・ソケットなどを表示します。仮想マシンではゲストへ公開された情報なので、ホストの実機構成と一致するとは限りません。
lscpu
cat /proc/cpuinfo
/proc/cpuinfoはカーネルが提供する情報です。項目はCPUアーキテクチャで異なるため、特定の行が必ず存在するとは限りません。
ターミナルで#と$の違い
#は一般にroot(管理者)のプロンプトとして使われます。次は表示例で、実行する命令ではありません。
[root@localhost ~]#
$は一般ユーザーのプロンプトによく使われます。ただしプロンプトは自由に変更できるため、記号だけで実際の権限を断定しないでください。現在の実効ユーザーはid -uで調べられ、通常rootは0です。
[jb@localhost ~]$
メモリタイプを確認する方法
導入済みのdmidecodeまたはlshwでメモリ情報を表示します。通常は管理者権限が必要です。容量・型式・スロットなどの表示は機器やファームウェアに依存し、仮想マシンでは物理メモリの情報が得られない場合があります。シリアル番号などを含む結果を共有するときは必要な項目だけを取り出してください。
sudo dmidecode --type memory
sudo lshw -short -C memory
CD、ISOをマウントする方法
マウントは、デバイスやイメージのファイルシステムをディレクトリへ接続する操作です。以下のCDとISOの例は別々に実行します。/aaaは例示用の空のディレクトリで、既存のファイルを置いた場所や使用中のマウント先には置き換えないでください。マウント中は元の内容が隠れます。
CDのマウント
実際のCDデバイスを確認し、空のマウント先を作ります。/dev/cdromが存在しない環境では実際のデバイスを指定してください。
sudo mkdir /aaa
読み取り専用でマウントします。
sudo mount -o ro /dev/cdrom /aaa
書き込み保護された元の媒体を自動判定した場合は、mount: /aaa: WARNING: source write-protected, mounted read-only.のように表示されることもあります。明示的にroを指定した場合に同じ文言が出るとは限りません。findmnt /aaaで接続元とオプションを確認します。使用後は開いたファイルを閉じ、別のディレクトリへ移動して解除します。
sudo umount /aaa
ISOイメージのマウント
CDの例とは別に、空のマウント先を用意します。同じ/aaaが既に存在する場合は、未マウントで空であることを確認し、この作成操作は省略します。
sudo mkdir /aaa
/root/Disc.isoを実際の信頼できるISOファイルへ置き換えます。loopは通常のファイルをブロックデバイスとして扱う指定です。
sudo mount -o loop,ro /root/Disc.iso /aaa
使用後は解除します。使用中というエラーなら、利用するプロセスや作業ディレクトリを確認し、強制解除で済ませないようにします。必要な条件はmountのマニュアルも確認してください。
sudo umount /aaa
ファイルシステムを確認する方法
df -Tはマウント済みファイルシステムの使用量と種類を表示します。
df -T
lsblk -fはブロックデバイスと、そのファイルシステム・ラベル・UUIDなどを表示します。dfに出ない未マウントのパーティションも調べられますが、ネットワークファイルシステムまで一覧化するものではありません。表示の確認だけでフォーマットやデータ変更は行いません。
lsblk -f




