Linux / コマンド / blkid - ブロックデバイスのUUIDとファイルシステム形式の確認

blkidはブロックデバイスに記録されたファイルシステム形式、UUID、ラベルなどの識別情報を照会します。マウント設定やデバイス識別値を確認する際に使用します。

UUID(汎用一意識別子)は、ファイルシステムなどの識別に使われる値です。TYPEはext4やswapなど検出された内容の種類、LABELは設定された名前を示します。UUIDは接続順によるデバイス名の変化の影響を受けにくい一方、複製すると重複する場合があります。一般ユーザーによるblkidの出力は、デバイスをその場で検証した結果ではなくキャッシュ情報となる場合があります。

基本的な文法

blkid [オプション] [装置]

インストールされている実装とオプションは、配布版によって異なる場合があります。man blkidで現在のシステムの説明を確認してください。

使用例

認識可能なデバイスの照会

照会可能なデバイスの識別情報を表示します。

sudo blkid

特定パーティションの照会

lsblkで確認したデバイス構成と照合し、/dev/sdb1を実際の対象パスに置き換えてください。この照会はフォーマットや修復を行いません。

sudo blkid /dev/sdb1

UUID値のみ抽出

設定ファイルに使用する値を1行で確認します。

sudo blkid -s UUID -o value /dev/sdb1

UUIDとファイルシステムの種類を確認する

blkidはブロックデバイスのUUID、ファイルシステムの種類、ラベルなどを参照します。権限やキャッシュの状態によって、一般ユーザーには一部の情報が表示されない場合があります。

sudo blkid /dev/sda2

出力例(識別子は説明用の値です):

/dev/sda2: UUID="11111111-2222-3333-4444-555555555555" TYPE="ext4"

UUIDはデバイス名が変わっても同じファイルシステムを識別するために使われ、mountによるファイルシステムの接続や/etc/fstabの設定に利用されます。ファイルシステムの作り直しでUUIDが変わったり、複製で重複したりするため、例の値をそのまま設定せず、対象のUUIDとマウント状態を照合してください。

主なオプションと形式

オプション・形式 説明
-s タグ UUID・TYPEなど特定のタグのみを選択します。
-o 形式 出力形式を指定します。valueは値のみを出力します。
-L ラベル ラベルに一致するデバイスを探します。
-U UUID UUIDと一致するデバイスを探します。
-p キャッシュを使わずデバイスを直接プローブします。識別情報の検出であり、ファイルシステムの整合性検査や修復ではありません。

使用する際の注意点

デバイスを複製した直後はUUIDが重複する可能性があるため、UUIDだけを信じて書き込み作業を進めないでください。一般ユーザー権限の出力が空でも、デバイスやファイルシステムが存在しないとは限りません。実際にフォーマット・マウント作業を行う前に、デバイスサイズとマウント状態まで再確認してください。

よくある質問

blkidのUUIDとPARTUUIDは同じですか?

いいえ。UUIDは主にファイルシステムの識別値であり、PARTUUIDはパーティションテーブルで付与されたパーティション識別値です。

公式ドキュメント

オプションの正確な動作と実装ごとの違いは、blkid関連の公式ドキュメントで確認できます。