Linux / コマンド / w - ログインユーザーと実行中の作業を確認

w は現在ログイン中のユーザー、各セッションの端末、アイドル時間、進行中のタスクを表示します。セッションの現在の活動をwhoよりも詳細に調査するために使われます。

出力の最初の行は現在の時間、稼働時間、ログインユーザー数、平均システム負荷を示します。下段はユーザー固有の端末およびWHAT列での現在の操作を示しています。ディストリビューションの実装や設定によって、列は異なる場合があります。

基本的な文法

w [オプション] [ユーザー]

インストールされている実装とオプションは、配布版によって異なる場合があります。man wで現在のシステムの説明を確認してください。

使用例

セッション全体を見る

現在ログインしているユーザーと端末、そのセッションに関連する処理を確認します。過去の全操作履歴を表示するものではありません。

w

特定のユーザーのみを見る

alice を実在する対象ユーザー名に置き換えると、そのユーザーの表示だけに絞れます。ユーザーの権限へ切り替える操作ではありません。

w alice

ヘッダーなしの出力

ユーザー別の行だけを確認したいときに使用します。

w -h

セッションと実行中の作業を読む

wの上部はシステム稼働時間とロード平均、下部はログインユーザー別の端末と現在の作業を表示します。

w -h

例の出力(値と列幅は環境によって異なります):

alice pts/0 192.0.2.10 09:00 2:10 0.01s 0.01s vim notes.txt

-h は上部の稼働状況と列見出しを省略し、セッションの行を残します。IDLEは端末のアイドル時間の推定値で、CPUの未使用時間ではありません。WHATはそのセッションに関連する現在のコマンドを示します。表示列や接続元の有無はビルド・設定により異なるため、まず w の見出しと対応させます。

主なオプションと形式

オプション・形式 説明
-h 稼働状況の要約と列見出しを省略します。
-s 簡略形式で出力します。
-f リモートホスト列の表示をオンまたはオフにします。
-i 対応環境では接続元をIPアドレスで表示します。systemdを使う実装では無視される場合があります。

使用する際の注意点

WHATは全バックグラウンド処理の一覧ではありません。JCPUはその端末に関連するプロセスのCPU時間、PCPUはWHATに示された現在のプロセスのCPU時間です。whoのログインセッション一覧 と同様に、情報源が提供しないセッションは表示されない場合があります。procps-ngではsystemdのセッション情報やutmpを使い、対応版の端末走査モードでも条件が異なります。ロード平均を判断する際は uptimeの負荷平均の読み方 も参考になります。

よくある質問

w と who のどちらを使いますか?

接続ユーザー・端末・ログイン時刻の簡単なリストは who、現在の作業やアイドル時間まで一緒に確認するには w が適しています。

公式ドキュメント

オプションの正確な動作や実装ごとの差異は、w 関連の公式ドキュメントで確認できます。